今辛い、お母さんとお父さんの為に・・娘は大学生になりました

不登校 #しんどい君へ「逃げてもいいよ」の、その先に

コラム
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ついに2学期が始まりましたね。本日は、多くの学校で始業式が行われたのではないでしょうか。また、18歳以下の自殺は夏休み明けの本日(9月1日)にもっとも多いことが内閣府の発表により分かっています。

SNSなどで、#しんどい君へという自殺防止キャンペーンが行われ、有名人たちがメッセージを寄せています。しょこたんやジャングルポケットの斎藤さんなんかも、ひどいイジメを受けて自殺を考えたこともあるそうです。

「辛かったら逃げても良いんだよ」というメッセージがあります。最近は随分浸透してきたかなと思います。でも多くの子供は、辛くても今の学校に我慢して行き続けます。それは何故か?学校に行くのは当たり前のことでみんなが出来ているのに、それが出来ない自分はおかしいと考えるからです。みんな真面目なんです。うちの娘も言っていましたが「学校に行かなかったら終わる」「人生積む」と思っています。子供にとって学校は全てで、それ以外の世界を知りません。

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学校が辛い、行きたくない。でも行かなかったらどうなってしまうんだろう。「逃げる」ということは、走り続ける列車から1人だけ降りて立ち止まってしまうこと。みんながいるところから外れて、1人ぼっちで知らない道をさ迷い歩くことを想像し極限まで我慢してしまうのではないでしょうか。みんなと一緒じゃないことや、「普通」ではなくなることって、本当に怖いことです。

「辛かったら逃げても良いんだよ」というけど、逃げたあとどうすれば良いんだろうという問題もあります。「とりあえず逃げる」というのは対処療法です。命を守ることは出来るけど、その後のお示しが無いように感じます。

小学生や中学生の義務教育の時期、外に出ることが出来ない子(誰かに見られることを恐れ外出出来なくなる子が多い)には、国が作った学年ごとのオンライン授業で学べるシステムがあったり、それを学校の出席と認めてもらえるとありがたいですね。学校に通わない代わりに無料でやってもらえると助かるのですが・・(今朝めざましテレビで見ましたが、埼玉県戸田市ではメタバース登校を認めていて、出席扱いにしてもらえる様です。全国に広がって欲しい!)

高校生であれば、通信制高校などで、既にオンラインで学べるシステムがあります。高校に行かなくても大学受験を見据えている人は高卒認定試験を受けて、大学に進むという道もあります。勉強に向かない子には、各種オンライン講座を低料金で設定し18歳の子までが利用できるようにするとか。講座は趣味のようなものから資格取得系など、どうでしょうか。

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「学校には行きたくないけど、行かなかったら自分の人生終わってしまうかも」と考えて逃げられない子もいると思います。逃げても人生は終わらないし、こういう仕組みシステムがあるよと示してあげることは、子供の心を軽く出来ます。いざとなったら、行き先があるので。

今、有名人がメッセージを出してくれているけど、希望が湧きます。こんな方でも学生時代に辛いことがあったんだ。でも乗り越えて今や人気者で立派に社会人として成功しているんだと励みになります。しかし、もっと身近で親近感のある 元不登校の一般の方などの復帰事例や体験談を知る機会があればもっと勇気をもらえるのにと思います。

一般の人だからこそ、声を上げる場所がないのかなと感じます。「いつ頃学校に行けなくなって、いつからいつまでひきこもって、主に○○をして過ごしていました。〇〇がきっかけで外に出られるようになりました。学校はこういうところに行って、こういうところで働いています。今はいくつで結婚して子供もいます。」のような体験談を集めたものを気軽に見られたら、きっと勇気がでます。自分もこうなれるかもと元気になれます。

『いじめを受けていたり辛いことがあったら逃げても良いんです。いや、逃げじゃない。避難です。堂々と避難して下さい。辛い環境にいると心がやられます。避難しても積みませんし、人生も終わりません。避難したあとは、こういう仕組みがありますよ。』と伝えられたらみんな安心出来るかな。そういう仕組みが早く出来、多くの人に示されますように。

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