mamicchiです。当ブログを訪れて頂きありがとうございます。こちらは不登校のお子さんを抱え今辛いお母さん、お父さんの為、私の経験談をお伝えするブログです。うちの娘は5年かかって、ようやく不登校を脱出し普通の生活を取り戻したようです。1浪を経て今年大学生になりました。私は当時、登校中の同年代の子供を見かけては胸を痛め(どうして、うちの子は登校できないのか・・)青空を見ては泣き(外はこんなに良いお天気なのに娘は寝ている・・)と悲観的な毎日を過ごしていました。今同じような状況の親御さんに少しでも元気を取り戻して欲しくてブログを立ち上げようと思いました。こうやって大学生になった子もいるんだと知って頂けるだけで励みになるかもしれないと思ったからです。少なくとも当時の私はそういう情報が唯一の救いでした。うちは中学3年での不登校だったので、義務教育はほぼ終わっていましたが、中高一貫の進学校だったため 娘以上に私の方が 勉強について行けなくなる、学校にいられなくなるかもと焦ってしまい余計娘にプレッシャーを与えてしまいした。要するに私は間違ったこと、娘の元気を失くすようなことばかりをしてきたんです。親にとっても子供にとっても初めての不登校。最初は何も分からないのでそんなものですよね。でも失敗から学ぶこともありました。少しでも皆さんのお子さんが早く元気を取り戻される事を願い、私が気付いたことを以下にまとめました。
不登校になったことで私も病んでしまい、顔を見るたびに「学校どうするの?」「何を考えているの?」「今後どうするつもり?」と聞いていました。言わなくても不安で居ても立っても居られない私は表情に出てしまっていた様です。そんな家が居心地が良いはずがありません。子供は ただでさえ学校に行けない自分を責め 親にも申し訳ない気持ちでいます。そこにさらに親から質問攻めにあい、どんどん元気を失くし部屋にひきこもりました。子供が不登校から脱出するためには、元気になることが必要です。元気になった後に、今後どうしようかなという思考になるのです。なので親は子供をどうにかしようとしがちですが、ぐっと我慢。何も言わない、何も聞かないが正解です。最初に「あなたには休養が必要だと思う。学校休んでも良いんだよ。私たちはあなたの味方だから何かあったらいつでも相談してね」とだけ言って、あとは我慢。(凄く凄く難しいです・・)それを実行出来れば、子供は自室から出て、リビングで過ごす時間が増えてくるでしょう。子供が親を信頼すれば回復は早まるはずです。(親が子供に「休んでも良い」というのは凄く勇気のいることです。これ幸いにずーっと学校に行かなかったらどうしようと思いなかなか言えることではないです。しかし親が許可することと、子供が実際学校を休むことは別の話です。子供が行こうと思えば親が行くなと言っても行くので・・要するに「あなたに任せますよ」という信頼の証を見せるということでしょうか・・)
毎日学校も行かず、好きなだけ寝て、好きなだけゲームして携帯いじってだらだらしている様に見えます。仕事から帰っても部屋着のままで散らかし放題。他の子は学校に部活に塾にと忙しいのに一体なにやっているんだって悲しくもなりました。ある時娘が言いました。「最初の頃は常に何かをやっていないと自分が学校を休んでいることを思い出して狂いそうになった。どんどん置いて行かれるという恐怖からオンラインゲームに没頭していた。そのうちゲームの楽しさに気づき、お友達も出来、普通の会話もするようになった。ゲームの相手は小学生から主婦までいた。不登校の小学生や中学生、休学中の大学生や一般の大人の方。色んな人と話す中で多様な考え方に触れだんだん元気になっていった。傍からみれば、ただ遊んでいるだけにみえたかもしれないけど、頭の中ではたくさんたくさん考えごとをしていた」と。ゲームをしながら成長し、今後のこともちゃんと考えていたようです。表面だけ見ていては分からないものですね。
元気になってくると、あそこに行きたい、あれ食べたいなど言うことがあります。いそいそと親が旅行の段取りなどしても、まだいい今度で良いなど言われがっかりしました。同じように「来週から学校に行こうかな」などの発言があると親は嬉しくなり、時間割あるの?学校に聞こうか?など先回りし、子供が自分でやるから良いと言ってそのまま何もせず、結局行かないということが良くありました。これは回復期によくあることで、その都度親は一喜一憂してしまいます。子供は親をがっかりさせてしまったことで元気がなくなります。実際登校する際には具体的な発言がありました。(活動期の理想の対応参照)具体的な行動や指示があるまでは親は先回りせず、そういう気持ちなのねと感じていれば良いと思います。
以上が子供が早く元気になる親の心得です。
次に我が家がどのような経過で回復していったのかご紹介します。「不登校の経過」です