娘が中学から高校を卒業出来たのは、ひとえに良い先生方、良いお友達に恵まれたからに他なりません。何度も不登校を繰り返し、その度に寄り添い根気強く対応して下さいました。本当に良い学校に通わせて頂いたと思います。感謝しても感謝しきれない気持ちです。
もし今、このブログを学校関係者の方がご覧になって下さっているとしたらお願いがあります。それは不登校になった子の親を敵視しないで下さい。親が甘やかしているから、親が子供を放任しているから子供が不登校になっているのではありません。先生にとって初めての不登校の子供かもしれませんが、親にとっても初めての不登校の子供です。分からないことだらけで不安なんです。
子供が学校と接触したがらない以上、親が間に入る必要があります。高校の不登校では留年があります。何日まで休めるのか教科ごとに違います。欠席や早退遅刻などのカウントなども聞かないとわかりません。特に初期には面談をお願いすることも多く、お忙しい中 先生にお時間を割いて頂くことも多いと思いますが、親はそれを当たり前だとか決して思っていません。電話したりメールしたりすると思いますが、煩わしく思ってもどうか態度には出さないで下さい。親は敏感に察知します。そして自分を責めます。学校に連絡しずらくなり疎遠になるかもしれません。もし子供のことを生徒の一人として大事に思って下さっているのならば、どうか学校と先生と親はチームだと考えて下さい。
以下は私がやってもらって良かったことです。
体調が悪くて欠席するのならば良いと思うのですが、行けない状態が続いている中で、毎朝の欠席の連絡ほど精神をえぐられるものはありません。子供に意思を確認する作業がどれだけ大変なことか。(行きたいと思っているのに、行けない子供に今日はどうするのかと聞かなければいけない。責めているように感じる)また休むという時に「体調不良」でと言いますが電話口の人も毎日のことですから、そうでないことは分かっているはずです。また言霊というのか「お休みします」という言葉が自分への再確認になり泣きそうになります。電話での欠席連絡が本当に本当にしんどかったです。行ける時に連絡することになり親子共々ストレスフリーに。
学校からの行事や決まり事、提出物等締切のあることへの連絡や家庭からの相談などメールにして頂いて助かりました。こちらから連絡するにしても、今忙しいのではとか部活対応、職員会議中とか時間を気にせずに連絡出来ましたし、こちらも仕事をしているのでいつも電話に出られるわけではありません。また、後から見直して確認することも出来ました。電話だとどうしても言葉にして出さなければならず感情があふれ言いたいことを忘れたり泣きそうになってしまうので、そういう点でも良かったです。
あまりにも学校へ行かない日が続くと先生が家庭を訪問して下さったり、クラス全体からお手紙が届いたりすることがあるかもしれません。心配や優しい思いやりの気持ちからそうして下さるのは良く分かるのですが、休んでいる本人はそれを望まないケースも良くあります。状態的に誰にも会えない時期だったり、お手紙をもらっても嬉しく思えない状態の時もあります。お互いの幸せのために事前にやっても良いか聞いて頂けると嬉しいです。うちの子は家庭訪問もお手紙もご遠慮しました。もし突然行われていたら不安定になり取り乱したことでしょう。中3時の卒業式も出席はおろか、個人的なものも不可、自宅を訪問して下さるというご提案もありましたが、それも出来ませんでした。すべて事前にご相談して下さったので、娘に相談することが出来ました。娘も自分の気持ちを尊重してもらえたと思った様です。卒業証書は後日私が一人でもらいに行きました。大体そっとしておいて欲しいと思っているのですが、それもずっとだと もう忘れられているのかと不安になることもあります。(勝手ですみません)時々(ひと月に1回くらい)で良いので、親にメールで「最近どうですか?」と一言で良いのでご連絡して下さるとありがたいです。お手数をおかけし申し訳ありません。