まみっちです。
4月に入り新たに進級したり、受験を経て新しい学校に入学した不登校のお子さんも多いでしょう。
と、同時にその初日に登校することが出来ず落胆している親御さんもいらっしゃるでしょう。
進学した場合などは、自分で望んで受験した学校のはずなのに、何故行けないのかとショックですらあります。
『初日である肝心要の入学式や始業式にすら行けないのだから、今後も無理だろうな・・』と、考えるのも無理ありません。
全て私も経験したことなので、悲しい気持ち良く分かります。
うちは中高一貫校で中3の時の卒業式も行けませんでしたが『終わり』の儀式なので、悲しい気持ちはありましたがそれほど落ち込みはしませんでした。
それより高校では心機一転、気持ちを切り替えて学校に行けるようになるだろうと『始まり』に想いを馳せていたので、入学式に行けなかった時のショックは言葉で言い表すことは出来ません。
今思い出しても胸が痛みます。
当然、翌日からも行きませんよね。
親が悲しくなったり、ショックを受けるのは当然です。
なぜなら子供を愛しているし、期待もしているから・・
もしずっと学校に行けなかったら、どうなるかも大体想像出来るから・・
だからその感情に蓋をしなくても大丈夫です。
私は、よくお風呂場で泣きました(子供が知ると悲しむと思った)
泣きたいだけ泣いて、時間が経てば悲しい気持ちはだんだん薄れていきます。
親は入学式や始業式など、節目の行事を再登校のきっかけと考えがちですが、こどもはそうは思ってないかもしれません。
行こうと思えばいつだって行けるし、またその逆もあります。
過ぎてみればただの通過点に過ぎませんので、切り替えて行きましょう。
子供が大学生になって思うのは、『多様性』について。
普通に同級生に通信制高校から進学した方もいれば、高校には行かず高認を受けて入った方、社会人を経て入学した方、留学生もいます。
年齢や肌の色が違っても、仲良しだし学生生活を楽しんでいます。
渦中には考えも及びませんでしたが、こどもが動き出せば道は何通りだってあるんだってこと。
昭和生まれの私は、なんとか学校に戻そうとしました。
だって、その道しか知らなかったから。
考えてみれば、私の学生時代には携帯電話もなければLINEもありませんでした。
ましてやTwitterやInstagram、TikTokやユーチューバーなども。
学校って画一的で平均的な人を作るのに適したところだと思います。(否定している訳ではありません)
でも新しいものを創造する方は、ちょっとそういう所からはみ出している方が多い印象です。
みんなと同じことをしていても、新しいものは生まれませんからね。
個性が大事です。不登校を選択している時点で個性的ですよね。
渦中の私は、こどもを環境に合わせようとし学校に戻れる方法ばかり考えていましたが、今過去に戻ってその時の私に言うとしたら、「娘と仲良くいるように。」「意見せずこどもの話をよく聴いて」です。
こどもは親が暗い顔をして、顔を見れば自分の意見を言ってくるので苦しくなり自分の部屋にひきこもります。
親に理解があり愛されている実感があれば、部屋から出てきてよく話すようになります。
(我が家は色々やり尽くして、諦めたときにその状態になりました)
そこがスタート地点です。
こどもを環境に合わせるのではなく、環境をこどもに合わせるのが良いと感じます。
そして、その全てはこどもが決める事。
まずはゆっくり休ませて、こどものやりたいことを邪魔しない。
学校に戻すことを、一旦横に置いて好きにやらせてあげると、そこから将来の何かに繋がるかもしれません。個性を伸ばしてあげましょう。
中学は登校しなくても卒業できるので、焦らなくても大丈夫です。
こどもだって、何も考えてないわけではありません。
周りは色々言うかもしれませんが、我が子を信じてどっしり構えましょう。
偉そうに言ってますが、全ては渦中の私に伝えたいことです。
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