今辛い、お母さんとお父さんの為に・・娘は大学生になりました

このままずっとひきこもりだったらどうしよう・・

不登校

「このままずっとひきこもりだったらどうしよう・・・」不登校になった子の親なら一度は考えてしまうことかもしれません。

私もそうでした。最初こそ自分の部屋で何もせず、ただひたすら寝てばかりで随分心配したものですが、しばらくすると、リビングでオンラインゲーム。日中は寝て夕方に起床し明け方までずっとやっています。学校も行かず、勉強もせずただひたすら楽しい事だけやっているように見えます。こちらが仕事から疲れて帰ってきても、頼んだこともやらず、部屋も散らかし放題で第一声が「今日の夜ご飯何?」。『普通、「お帰りなさい」だよね?』と嫌味も言いたくなります。お友達は学校も行き部活もやり塾も行ったりして頑張っているのに・・と、つい比べてしまいます。でも心の中で思うのはしょうがないとしても、決して言葉に出してはいけません。これは子供自身が一番分かっていることだから。そして一番触れて欲しくないことだからです。

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娘の5年間(行ったり行かなかったりもあった)の不登校を通して分かったのは、『子供は、元気になって初めて「さあ どうしようかな?」という思考になる』ということです。学校に行こうと考えるのか、バイトしようと考えるのかわかりませんが、何かしたい、先に進もうという気持ちになるようです。つまり親は子供が元気になるにはどうしたら良いかを考えて行動するのが、普通の生活へ戻れる早道です。うちの場合、食べたいもののリクエストがあれば用意しましたし、行きたいところがあれば連れて行きました。(←外出出来るようになってから)ただこれは言いなりになるというのではなく、ここまでは出来るけど、これ以上は無理とかはきちんと伝える必要はあります。

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逆に以下のことをすると元気を奪います。

好きなものを奪う。禁止する

うちの場合、携帯やゲームでした。夜中まで携帯いじっているから朝起きれないんだ。ゲームやってる暇があるなら勉強しなさい。やることやってから遊ぶように。と言い、良く携帯を取り上げたり、wifiルーターを隠したりしました。不登校になるまでは、私の中でこれは常識で当たり前のことでしたが、不登校になった子には出来ないことでした。勉強は心に余裕が出来、安定しないとする気も起きないんです。この時期は本人のやりたいようにやらせるしかないのかなと思います。お子さんの年齢によるかもしれませんが、せめて話し合いをし時間を決め、双方の妥協点を見つけるとか・・中学生になっていれば話し合いも難しいかもしれません。うちはそうでした。結局なし崩し的に24時間やりたい放題になりました。でもオンラインゲームは悪い事ばかりでなく、外出出来ない娘のストレス発散にもなりお友達も出来、大学生になった今でも続いている様です。ゲームやりながら色んなことを考えていたようです。「これが出来なかったら、これは禁止」という減点方式は辛かったと言っていました。逆に加点方式の方が元気になるそうです。

人と比べる

娘には同い年のいとこがいます。比べるつもりはなくても、どこどこ大学を受験するとか、どこに入学するとか聞きたくなかったそうです。お隣のお子さんと朝エレベーターで一緒になったなどという話題すらも、学校へ行くお隣さんと動けない自分を比べられているように感じたそうです。本当に過敏になっているんですね。こんな時にクラスメートの話題などしていたら落ち込んでいたでしょうね。もしよそのお子さんは頑張っているのにうちの子は・・と悲しくなった時には、比較するのは昔と今のわが子の状態です。うちの子は本当に最初の頃は横になってるばかりで激やせしたんですが、その後はゲームしながら笑っていたので良しと思うようにしました。

勉強や学校の話題を出す

TVを見ていると、「もうすぐ夏休みが終わり」だとか「もうすぐ新学期」とかニュースで聞くことがあります。食事をしている時に聞くと妙にシーンとして会話に困ることがありました。最初の頃ここぞとばかりに娘にその話題を振ると、食事をやめて自室に戻ることがありました。一番触れられたくない話の様です。ニュースで言わなくても常に頭の中に学校のことがあるそうです。自分から言ってきたとき以外は話題に出さない方が良いと思います。期限があったり、伝えないといけないことは前置きして伝えましたが。元気になって先のことを考えられるようになったときは、娘からどんどん学校の話をするようになりました。わたしは先走って担任に連絡を取り娘をげんなりさせてしまうこともありましたが、具体的に依頼があるまではじっと我慢です。

まとめ

上記の3つをやらなければ、子供は勝手に元気になるでしょう。

「学校に行ってないから好きなことばかりはやらせない」と制限すると、何もしなくなるかもしれません。楽しみを奪われると、やることがなくなりうちの子は寝てばかりになりました。やることがあるのは元気があるということです。例えそれが親が好ましいものでなくても、無理矢理楽しみを奪うことは危険です。勉強でなくても好きなことをやっていれば、それが趣味になり趣味のためにお金が必要になればアルバイトにつながり、社会復帰の足掛かりになります。親は望みがあれば叶えてあげて(出来る範囲で)あとは、見守りに徹するのが復帰の早道かなと思います。

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