今辛い、お母さんとお父さんの為に・・娘は大学生になりました

不登校の原因 親のケース(勝ち組教育 思想)

不登校
スポンサーリンク

早いもので、もう10月ですね。娘が本格的に不登校になったのが運動会も文化祭も終わった10月に入ってからだったので、この季節になると色々思い出してしまいます。

以前、不登校の原因の1つに『育ってきた環境』もあると書かせて頂きました。

育ってきた環境。子供にとっての環境は、ほぼ親が与えてきたものと言っても過言ではありません。なので環境と言っても、『親』が原因というのと同じことです。

我が家は中学受験がストレスだったと、娘から聞かされました。小学校低学年から塾通いをさせられ遊びたい盛りに遊べなかったと。

我が家が中学受験を決めた理由は、子供の幸せを考えてのことです。「良い大学」に入り、「良い会社」に入ることが幸福な人生という価値観にとらわれ、勉強を最優先させる「勝ち組教育」思考になっていました。

スポンサーリンク

娘はのんびりタイプ。このまま本人に任せても自ら進んで勉強するタイプではないので、高校受験まで放っておくと人より出遅れてしまうだろうと考えました。一歩リードする意味で中高一貫校に身を置くことで、周りに影響を受けて成長するだろうと。

小学3年生から日能研に通い、6年生になってからは毎日夜遅くまで勉強させていました。その頃は偏差値を1ポイントでも上げることが大事で、少しでも偏差値の高い学校に入ることを目標としていました。塾をさぼったり親子喧嘩をすることもありましたが何とか第一志望に合格することが出来ました。

しかし入学後、周りがせっせと勉強にいそしんでも、のんびりタイプはあくまでのんびり。焦る気持ちばかりが膨らんで、自分は何故 皆のように出来ないのかと自己肯定感が低くなってしまいました。その他にも原因はありましたが、結局不登校になりました。

中学受験を否定している訳ではありません。うちの場合は適性がなかったのだと思います。あくまで結果論ですが。我が家は親主導タイプの受験でしたが、やはり子供主導の受験であるべきだったかなと思います。でも相手は小学生なので見極めは難しいんですけどね。

スポンサーリンク

親が高学歴だったり、高学歴でないと就けない職業だったりすると子供に同じ道を強いるケースもあります。それで良い学校に入ったのに不登校になったり、良い会社に就職出来たのに辞めてしまいひきこもったりになった場合、自分を支えていた「勉強ができる」というプライドが災いして、「自分は『負け組』だ」というコンプレックスを抱き、親を怨むケースもある様です。

そうして子供が親に暴力をふるう家庭内暴力が常態化し、親が悩んでも周りに知られる恥ずかしさから行政に相談することも無く、子供を殺してしまったという事件もありましたね。「勝ち組教育」が過ぎ『教育虐待』になっていたかもしれません。

私は子供の不登校を経験し、分からないことだらけの中から時間の経過とともに理解していくことがありました。その1つに「子供の幸せは子供が見つける」というのがあります。

私は子供を心配するあまり、自分の考える幸せを強要し勝手にレールを敷いてしまいました。良かれと思ってしたことですが、却って子供を苦しめてしまいました。不登校になってからは、少しづつ手を放し学校に戻ることではなく、こどもが元気になることを目標に毎日を過ごすようにしていたら、子供は学校に復帰しました。

自分で決めた事なので、悩んだり挫けたりもしましたが卒業までやり遂げられました。

進路未定で高校卒業した後も、特に大学を勧めたりはしませんでしたが、大学に行くと言い予備校に入りました。親の目からはあまり勉強している様には見えませんでしたが、ちゃんと合格したので勉強していたのでしょう。

現在、大学1年生の秋学期。お休みはコロナの濃厚接触で登校停止となった1週間だけです。春学期の成績も良かったです。目標は成績優秀者として学費免除で大学院に進むことだそうです。なりたい職業があり、そのためには大学院で資格を取る必要があるそうです。

親が何も言わなくなってからのこの成長。自分で考えて、自分で行動しています。また考えは変わるかもしれませんが、娘が考えて決めるでしょう。今日も試合で遠征していて忙しい娘。仲間に囲まれ楽しそうです。不登校をばねに飛躍しました。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました