今辛い、お母さんとお父さんの為に・・娘は大学生になりました

病院でのPCR検査は、医療が必要な方に譲って欲しいと願うわけ(第7波の医療ひっ迫ピークの現状において)

コラム

昨日4回目のコロナワクチン接種を受けたまみっちです。

まだ60歳に達していませんし、基礎疾患もありませんが医療機関で勤務していますので一足先に受けさせて頂きました。1回目、2回目は副反応はありませんでしたが、3回目は36時間後に38℃台の発熱、今回は12時間後から倦怠感とじわじわと体温があがり只今37℃前半という、ちょっとフワフワした感じです。

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私が勤務している病院は自治体のコロナワクチン接種も行っているし、コロナ患者さんの入院病床もあります。さらに発熱外来もありPCR検査を行っているので、元々の業務に加えそれらの対応のために、スタッフが当てがわれ一人一人の業務が増えている状態です。そこに第7波の到来です。さらに感染力の強いBA.5のおかげでスタッフにも感染者や濃厚接触者が増えて続々と休職となり、さらに少ない人数でまわしているような状況です。

体感的に第7波は幼稚園に通うような幼児がかかりやすく、そこから大人に広がった印象です。小さいお子さんをもつ職員からお休みが増えて行きました。お子さんから家庭内感染をし、医師、看護師、薬剤師や放射線技師等のコメディカルや事務職員も休職が増えています。しかしながら病院ではクラスターが起こっていないのが唯一の救い。アルコール消毒が至る所に配置され、私は1日10回は消毒している感じです。

最近の悩みはPCR検査予約の電話応答です。予約専用ダイヤルを用意しスタッフを配置しましたが、予約開始の時間を待って多くの方が殺到されるので、すぐに電話がつながらなくなります。何度かけてもつながらないと代表電話にかかってきます。「何回かけてると思ってるんだ」「何度かけてもつながらないけど、どうなってるの?」とお𠮟りを受けます。予約開始から30分もすると、予約受付は一杯となり、その後の予約は受けられなくなります。そこからは謝罪の連続です。「ずっとかけていたのに、やっとつながったと思ったら、空きがないってどういうことだ」「こちらは80台のおじいちゃんが具合悪いんだ。なんとかならないのか?」等々。なんとかしてあげたいのは、こちらも同じなんですよ・・泣けてきます。

みんな検査受けたいのに、受けられなくて困ってるんです・・・

第6波までは、ここまでのことは起こらなかったんです。違いは何かというと「急激な増加」に他なりません。BA.5は感染力が強いと言われていて 検査が必要になった方が急激に増えたからです。1日に検査出来る数には限りがあります。若い方の方が行動力があるので、PCR検査で来院される方の多くが60台くらいまでの若い方々です。逆に行動力のない高齢者が検査を受けられていないという状況が浮き彫りになりました。

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国も状況を踏まえ、現在 東京都では、20歳から49歳まで(令和4年8月13日現在 順次拡大中)を対象に簡易検査キットの無料配布や、陽性者登録センターにてオンラインで登録が出来るシステムを置きました。各自が簡易検査キットで検査後、陽性反応が出た方は オンラインで結果の写真を送ることで みなし陽性とされ、センターの医師が保健所に発生届を提出。お薬の処方はされないので各自で準備(基本買ってきてもらうかネット注文)。保健所の登録が終了したらメールで連絡がくるので、基本的には自宅療養に入る。そこから「うちさぽ東京」を利用出来るようになるので食料やパルスオキシメーター(体内の酸素量を測定)を送ってもらうことも可能。また健康観察もしてもらえ、必要があれば医療の提供もしてもらうことが可能です。急変した場合の入院の手配等ですね。

今や、病院のPCR検査予約を取ることは至難の業なので、基礎疾患のない方、症状の軽い方は検査キットの無料配布や陽性者登録センターをご利用頂くことをお勧めします。最近では、100回かけても繋がらないと言われているので、こちらの方が楽です。

「無料PCR検査を受けたら陽性だった。病院で確定診断するように言われた。もし陰性だったら、お盆で帰省したいので」や「検査キットで検査したら陽性だった。保険金を請求するので病院での確定診断が必要と言われた」などという電話も たまにあります。こういう方々は、あまり医療が必要そうには思いません。どうかこういう方々は都の陽性者登録センターを利用して頂き、みなし陽性にしてもらい 自宅療養に入って頂けたらと思います。自分で買った※簡易検査キットや無料の検査場で陽性と言われた方も、陽性者登録センターに登録出来るんです。(1度でも陽性と言われた方は、帰省をお控え頂く事を強くお勧めします)※簡易検査キット・・研究用は対象外

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病院での検査は、重症化しやすい高齢者や基礎疾患のある方(医療の必要度が高い方)に譲ってあげて欲しいと思います。今こういう方々が、検査も受けられず入院もできず、救急車を呼んでも搬送困難な状況になっている様です。救急車もひっ迫しているので、自分が必要になった時にもすぐに到着しないかもしれません。

保険会社も国の要請により、病院での確定診断でなくても、厚生労働省の自宅療養サイトMyHER-SYS(マイハーシス)で「療養証明書」を発行したものや、お住いの地区の保健所で「療養証明書」を発行してもらったもので良いように移行してきていると聞いています。また職場や学校でも「陽性証明書」を求めないようにという指導や、どうしても必要な場合には 陽性者登録センターから送られたメールを見せて確認してもらうようにと指導がされて来ている様です。

国や自治体、保健所、救急隊員、医療機関のスタッフは皆頑張っています。気持ちは分かりますが、批判を受けると悲しくなります。心はあります。

きっとニュースやお昼のTV番組等では、こういう情報は提供されていると思うのだけど、仕事や学校で遅くまで帰宅出来ない方は知らない方が多いと思います。ましてや娘もそうだけど、最近の若い方はTV見ない人多いですよね。

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まみっちのTwitterやブログは影響力は少ないけれど、少しでも多くの方に知って頂けたら、100回も電話しなくて良くなるし、必要な方に医療が届くようになると思うんです。

まみっちは東京在住なので東京のことしか分からないけれど、各道府県にも設置されていると聞いています。どうか検索なさって見て下さい。

20歳から49歳までの軽症者が陽性者登録センターを利用するようになれば、病院のPCR検査は医療必要度の高い方が利用しやすくなるし、そういう方が適切に病院にアクセス出来れば救急車のひっ迫も落ち着き、搬送困難もだんだん少なくなってくると思うんですよ。今こそ日本人の心、譲り合いの精神の出番かなと思います。

東京都 発熱等の症状がある方のための検査キット申込サイト

東京都陽性者登録センター

療養証明書が必要な方へ(東京都福祉保健局)

自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京)

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