今辛い、お母さんとお父さんの為に・・娘は大学生になりました

夏休み明け 学校に行きたくないと言われたら

不登校
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小中高では夏休み終了まであと2週間を切りました。地域によっては、もう2学期が始まったところもあるかもしれませんね。

この時期、不登校のお子さんをもつ親御さんの心の中は、「2学期は学校に行けるのかな・・」という不安でいっぱいかもしれません。かくいう私も そんな不安に押しつぶされるように過ごしていました。そもそも最初の不登校は中3の夏休み明けから・・

その年の夏も、今までと同じようにバレー部の合宿に参加し、終わった後も ほぼ毎日部活の為に学校に行っていました。違っていたのは、夏休みがそろそろ終盤に差し掛かってきているのに 全く宿題に手を付けていなかったということ・・

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「やってるの?」「大丈夫??」など何度も声掛けしましたが、「わかってるよ!」「うるさい。黙って!」など言われ、とうとう 8/31の夜「実は1つもやってない」と告白されました。

眠れないまま 始業式の朝を迎えましたが「宿題終わってないから行きたくない。今日はただの始業式だから休んでも問題ない。休んで宿題やりたい。」と言って休みました。その後何日も休んで宿題は終わらせましたが、部活にも行きづらくなり、学校へ行っても早退したり、休みも徐々に増えて最終的には完全に行けなくなりました。

『夏休み40日もあったのにやらなかったのは自業自得。学校に行って宿題提出出来ずに怒られろ。自分でやったことの責任を取れ。休むなんてずるい。』と思っていました。でも、この時の私は知らなかったのです。

実は、1学期の途中から仲良しグループで上手く行っていなかったこと。勉強に部活に忙しすぎて疲弊していたことを。もう限界に達していて宿題が出来るような精神状態ではなかったのだと思います。

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高校に進んでも、夏休みの宿題には苦労しました。「宿題終わらなかったら、また学校に行けなくなるかもしれない」と不安に襲われました。そもそも 宿題にとりかかれないのは、宿題が出来るような心身の状態ではないのかもしれません。体調が整っていなければ、学校に行ったり、勉強したり、運動したりも難しいでしょう。

娘は『宿題が終わらなかったから、学校に行かなかった』ように見えましたが、実際は『宿題に取り掛かれないほど心身が不調だったので、学校に行けなかった』のだと、のちのち理解しました。あれをきっと『うつ状態』というのでしょう。

以前の私のように、この期に及んでも宿題をやらないお子さんに悩んでいる親御さんがいらっしゃるかもしれません。子供だって宿題をやらなければ自分がどうなるかは分かっています。ギリギリになってやり始め、帳尻を合わせるお子さんもいれば、やらなくても学校で世渡り上手にやっていけるお子さんもいます。心身ともに健康であれば自分で切り抜けられます。

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それが出来なくて休んでしまうというのは、やはり『元気がない。調子が悪い状態』なのかなと思います。もし夏休み明けに「学校に行きたくない」と言われたら、親としては「頑張って行きなさい」と言ってしまうと思うのですが、私の経験上無理をさせると長引きます。

良く「子供を登校させる」とか「不登校を早期解決させる」などという言葉を見かけます。子供が自分で『早期解決する』と考えるなら良いですが、他人に言われるのは違います。

学校に行く行かないは子供が決めることであって、親や誰かに強制されることではないんですよね。私達 親世代は『学校に行くのは当たり前』と刷り込まれて育っていますので、そう考えるのは仕方がないですが、子供を1人の人間として尊重してあげて、任せてあげると良いと思います。しばらくお休みするかもしれませんが、元気になったら自分のことは自分で決められます。

夏休み明けに「学校に行きたくない」と言われたら、それは子供も覚悟を持って勇気を持っての発言です。頭ごなしに否定するのではなく、話を聞いてあげて下さい。そして出来たら「あなたに任せるよ」と言ってあげれば、親は自分のことを分かってくれると安心します。その後お休みをすることになっても回復は早まるでしょう。

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